WATCH COMPANY~時計修理技術者コラム~

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時計修理技術者コラムVol.23 クォーツクロノグラフの針位置修正について

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クォーツクロノグラフの針ずれ

クロノグラフとはストップウォッチを搭載した腕時計を表しますが、現在市場に流通しているクロノグラフは大きく分けて機械式とクォーツ式に分類することができます。クォーツクロノグラフのお時計で、お問い合わせや相談を多く頂戴する、「針がずれてしまった」という不具合ですが、実はクォーツクロノグラフ時計のほとんどがお客様自身で針の位置を調整できる機能を備えています。今回はクォーツクロノグラフの針位置修正の方法をご紹介いたします。

クォーツクロノグラフの針ずれとは

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正常な針位置
 

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針ずれ状態

クォーツクロノグラフの針は衝撃や磁気の影響を受けやすく、ふとした拍子に針が0位置からずれてしまうことがあります。※リューズ操作の際にボタンが押されてしまいずれる場合もあります。
針がずれてしまった際は、リューズの引き出しと、2時位置のスタートボタン、4時位置ストップ(リセット)ボタンの操作によって修正できます。※電池が切れて動かない場合は、先に電池交換を行う必要があります。調整方法の一部は下記の通りとなります。

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クォーツクロノグラフの各針の名称、リューズの操作方法です。
ブルガリ/レッタンゴロ クロノグラフ/Cal.ETA251.471

 

Cal.ETA251.471

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ブルガリや、ロンジンなど、多くのブランドで使用されているムーブメントです。通常モデルの他にもクロノ分針や、スプリットセコンドを搭載したモデルが存在します。特殊モデルはボタンに対応して修正する針が変わりますが、基本操作は同じです。

 

操作方法は、
リューズ0段引き(引き出していない)状態で、通常のクロノグラフ機能
リューズ1段引きで、
・ストップボタン 30分計針
リューズ2段引きで、
・スタートボタン クロノグラフ秒針
・ストップボタン 1/10秒計針
を調整することができます。

Cal.RONDA5040

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タグホイヤーのアクアレーサーなどに使用されているムーブメントです。カレンダー表示位置の違いなど、様々な派生ムーブメントが存在します。

 

操作方法はリューズを2段引いた状態でスタートボタンとストップボタンを長押し(3秒以上)すると、クロノグラフ秒針が1周します。
その状態で、スタートボタンを押すとクロノグラフ秒針の調整を行うことができます。
ストップボタンを押すと修正対象の針が1回転するので、目的の針が回転したらスタートボタンで対象針の位置調整を行うことができます。

故障かな?と思ったら……

今回ご紹介した修正方法以外にも搭載されているムーブメントによって様々な修正方法が存在します。
セイコーシチズンなど、国産の時計メーカーではホームページ上に各時計の取扱説明書が掲載やダウンロード可能になっています。
時計内に深刻な破損や不具合が起こっている場合は、修正を行っても改善されない場合があります。操作不良が起こったらぜひ無料の見積もりサービスをご利用ください!

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